トリノはイタリア自動車産業の中心だが、政治の中心はもちろんローマ。ローマにはジャニーニという老舗チューナーがあり、日本でもエンシュージァストの間では知られている。けっして大きなショップではないがトリノ・モーターショーには皆勤を続ける。ある意味、世界に対しローマを代表してブースを構えているのだ。
今回は新作はなかったが、フィアット『チンクェチェント』と『セイチェント』の近代モデル2車に加えて、『ヌオバ・チンクェチェント』と1948年のミッレミーリァ・レーサーを展示して歴史をアピールしていた。アバルトがフィアット特別仕様車の“バッジ”になってしまった今、数少ない、独立系チューナーだ。