【モデリスタ『カセルタ』登場 Vol. 1】モデリスタは日本のピニンファリーナになれるか?

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自分だけの1台がほしい、自分の好きなデザインのクルマに乗りたい……と、おもうユーザーは多い。“カスタムカーの祭典”東京オートサロンの隆盛を見てもそれはわかる。今年1月のオートサロンで、モデリスタが『カセルタ』というトヨタ『MR-S』ベースのスポーツカーを展示していた。このときは1台限りの参考出品だったが、その後市販化が決定し、明日、価格や販売計画、スペックなどが発表される予定だ。

その前に、カセルタを作った「モデリスタ」という会社とは一体何か、ざっと見てみよう。一言でいってトヨタ系列のカスタマイザーである。正式社名を「トヨタ・モデリスタ・インターナショナル」といい、本社は東京杉並、1997年設立。資本はトヨタ自動車のほか販売会社が出資している。「モデリスタ東京」は本社直轄ショールームだ。ほかにトヨタ自動車と地元販売店の共同出資で設立された「モデリスタ神戸」、「モデリスタ福岡」の2店鋪/2社があり、トヨタ・モデリスタ・インターナショナルが開発を担当する。

モデリスタではあなたのクルマを好きなようにドレスアップしてくれる。ベースはトヨタ車じゃなくてもOK。また自分でデザインしなくても、モデリスタのデザイナーが相談に乗って絵を描いてくれる。最終製品は“トヨタ・クオリティ”だ。モデリスタはスタイリングのカスタマイジングが主要業務で、チューニングのほうはトヨタテクノクラフト(TRD)などの仕事を紹介してくれる。

個人クライアントのための仕事は台数が当然少ないのであまり世に知られることはないが、ディーラー特別仕様や、トヨタのカタログモデルの特別仕様の開発も増えてきた。個人クライアント向けの仕事がオートクチュール、ディーラー特別仕様や、カタログモデルの特別仕様がプレタポルテだ。なかでも「モデリスタ」仕様となっているのはモデリスタからの提案デザイン。またこれをベースにして、ユーザーが自分のデザインを考えるようなモデルだ。

そのモデリスタがコンプリートカーを自社製品としてリリースする。価格は? モデリスタの勝算は? 明日からのauto-ASCII24による詳報に期待してほしい。

《高木啓》

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