この日を待っていた整備士。50年ぶりに運輸省から発掘されたものは!?

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この日を待っていた整備士。50年ぶりに運輸省から発掘されたものは!?
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運輸省は、約50年間にわたって放置する形になっていた1級自動車整備士検定を実施する。ハイブリッドカーや燃料電池車など、低公害車の新技術が今後増えてきたり、環境や安全に配慮した自動車整備が求められているため。9月に道路運送車両法の自動車整備士技能検定規則を省令改正し、2002年度にも1級自動車整備士の検定試験を開始する。

1級自動車整備士は1951年から運用する予定で規定されていたものの、実際には運用されておらず、2級と3級だけだった。環境意識の高まりから新技術が進展する可能性があるため、50年ぶりに1級の運用を始める。2級、3級はガソリンやディーゼルなど、エンジンの種類でカテゴリーを分けていたが、1級は大型トラック・バス、乗用車、二輪車などの車種によってカテゴリーを分ける。

実務経験3年以上の2級自動車整備士の資格保持者に受験資格があり、環境技術や安全技術に精通した整備士だけが1級資格を得られるという仕組みだ。50年前に現在の環境問題を意識して規定だけを設けていたかは疑問だが、環境の新技術開発に対応した整備士を養成のためにはちょうどよかったといえる。

運輸省では1級整備士の制度全体について、インターネットのホームページで公表し、一般からの意見を募集する。意見の宛先は「JDG-seibi@so.motnet.go.jp」

《レスポンス編集部》

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