昔の名前でいるのなら……クライスラーがクライスラータワーを再取得へ

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昔の名前でいるのなら……クライスラーがクライスラータワーを再取得へ
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ダイムラー・クライスラーではその名をかぶせたニューヨークの高層ビル、クライスラータワーを再取得しようと所有者のティシュマン・スペイヤー不動産と交渉中だ。クライスラービルはもともとクライスラーが建てたものだが、現在ではダイムラークライスラー社として全く利用していない。

しかしダイムラーと合併したことで、ミシガンの本社よりもむしろニューヨークでヨーロッパの経営陣との会議などを行った方が合理的、ということで今回の再取得となった。予定ではビルのおよそ5階分をダイムラークライスラーが使用し、ミーティングルームなどに利用する。ただし本社機能は今までと変わらずミシガン州オーバーン・ヒルズ、ドイツのシュトゥットガルトに残される。

ダイムラー・クライスラーがクライスラービルを使う、というのは企業イメージにとってプラスになると考えられており、どちらかというと株主向けのパフォーマンス、という見る向きもある。

しかし一方でダイムラー・クライスラーが大幅なコスト削減に入るという情報もあり、特にシュトゥットガルトの本社機能をかなり縮小させるという情報がある。ダイムラー・クライスラーの社内コスト削減は21億ドル、すなわち現在の運営コストの4分の1にも相当するものとなる予定で、ダイムラー・クライスラーが効率の上から社内の機能の多くをアメリカに移転させるのは間違いなさそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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