【WRCニュージーランドラリー】電子機器に泣かされ続けた三菱勢

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【WRCニュージーランドラリー】電子機器に泣かされ続けた三菱勢
【WRCニュージーランドラリー】電子機器に泣かされ続けた三菱勢 全 5 枚 拡大写真

ニュージーランドでのレースは「雨の中で開かれるのが常」として、各チームがレインセッティングを中心とした準備を続けてきたが、今年のレースは曇り空の中、ドライコンディションでレースが始まった。雨であれば路面が安定したうちに走りぬけられるので、スタート順の早いドライバーが有利だが、今回は逆の展開。早くスタートしたドライバーほど粒子の細かい砂に泣かされることになる。その影響を最も受けてしまったのが三菱勢だった。

砂の影響なのか、それとも違う原因なのか、三菱『ランサー』は揃ったようにデファレンシャル系の電子デバイスが不調を訴え、安定走行ができなくなっていた。このトラブルは初日だけでなく、豪雨となった2日目にも頻発。スバル『インプレッサ』や、フォード『フォーカス』が安定した走りで次々にSSをクリアしていく中、三菱だけが低迷していた。原因がクルマ、しかも自分たちが状態を把握できない電子部品が相手だけに、各ドライバーのイライラは増す一方だった。

最終日、今度はスバル勢にデバイストラブルが襲いかかった。SS終了後、バーンズがステアリング系統に異常を訴えたためチェック開始。続いて入ってきたカンクネンも同様の不調を訴える。突然の事態にスバルのメカニックたちは大慌て。なんとか応急手当を施し、エンジンをスタートさせようとするが…、今度はエンジンが動かない!!結局、次のSSスタートに間に合わなくなってしまい、2台とも不本意なリタイアを余儀なくされてしまった。ドライバーズポイントを取れなかったバーンズはガックリ。

追い上げを目指していた三菱のマキネンは、ブレーキトラブルのため、減速しきれずにオーバースピードのままカーブに突っ込み、曲がりきれずにリアからガツン。フレームを損傷してしまう。ヨロヨロとSSまでたどり着いたものの、走行に危険があるとの判断でリタイアとなる。

結局、レースは最後まで調子の崩れなかったプジョー『206』のグロンホルムが優勝。2〜4位をフォード勢が独占するという結果になった。

日本人ドライバーは、初日に三菱の田口がリタイア。2日目にはスバルの新井がクラッシュ。一時は3輪走行をして粘ったもののリタイア。最高位はグループNの奴田原文雄で、総合20位でラリーを終えた。

ニュージーランドラリー最終成績

1. グロンホルム (プジョー206)
2. マクレー (フォード・フォーカス)
3. サインツ (フォード・フォーカス)

マニュファクチャラーズ・ポイント

1. スバル 58
2. フォード 57
3. プジョー 41

ドライバーズ・ポイント
1. バーンズ(スバル) 38
2. グロンホルム(プジョー) 34
3. マクレー(フォード) 30

《石田真一》

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