【新風『ブルーバード・シルフィ』Vol. 6】革新より熟成のデザイン

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【新風『ブルーバード・シルフィ』Vol. 6】革新より熟成のデザイン
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『ブルーバード・シルフィ』のデザインは、先日発表となったトヨタ『カローラ』とは対照的に、我々が見なれた違和感のないデザインとなっている。この冷えきったセダン市場において、日産はこのシルフィのデザインで何を狙っているのか? 日産自動車デザイン本部第一プロダクトデザイン部プロダクトチーフデザイナーの中島敬氏にインタビューした。

【画像全2枚】

「シルフィは50代のいわゆる“ベビーブーマー世代”をターゲットにデザインしました。子どもも独立して自分たちの生活を大切にするような人たちというのは上質感を大切にすると思うんです。そこでこれまで培ってきたセダンの形を変えるのではなく、我々が熟知している形をより熟成させて洗練させることでより、上質なセダンの形というものを目指しました」

つまり完全な日本仕様のデザインであるというわけだが、セダンはこれまでさんざんやりつくされている。それらの形をどう熟成させたのか?「サイドから見た時に、アーチ状のルーフで大きな骨格を表現し、ショルダーの面とラインをしっかり通して見せるという2つの大きなテーマでデザインしています。ライトもつり目にすることでスポーティーでエレガンスなデザインのセダンとしました」

また、今回のシルフィで使われたアーチ状のルーフとショルダーのラインの2つのモチーフは、今後も日産のデザインアイデンティティとして育てていくと中島チーフデザイナーは語った。

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