石油連盟の悲鳴「アルコール燃料課税を高くしてくれ!!」

自動車 社会 社会
石油連盟の悲鳴「アルコール燃料課税を高くしてくれ!!」
石油連盟の悲鳴「アルコール燃料課税を高くしてくれ!!」 全 1 枚 拡大写真

石油連盟は、ガイアックスが販売するアルコール系燃料に課税することを要望していく方針を決めた。原油が高騰しており、これまで値上げの半分以上をガソリンスタンドが負担していたが、それにも限界が近付いている。ガソリンを値上げすればアルコール燃料との価格格差が広がり、石油連盟では客がそっちに流れるのを警戒して課税による値上げを要望したもの。

ガイアックスではアルコールを成分調整して既存のガソリン車に使えるようにしており、原料アルコールはシンガポールから輸入している。既存のガソリンよりも市販価格が安くそれによって売り上げを伸ばしており、ガイアックスの店舗数も120店と拡大している。

ガソリンには1リットル当たり54円程度の揮発油税がかかっているが、アルコール燃料は約1リットル当たり32円の軽油引取税だけが課せられおり、この差がそのまま価格差となって現れている。石油連盟ではアルコール燃料の軽油引取税もガソリンの揮発油税並みに課税を引き上げるよう求めていく。

一方、石油連盟の岡部会長は原油価格の高騰を価格に転嫁し、10月からガソリン1リットル当たり3円、灯油1リットル当たり8円を値上げするとの見通しを発表した。ガソリンが上がれば、アルコール燃料との価格差がさらに広がり、ユーザーをとられかねない事態で、アルコール燃料の課税引き上げを強く要望していく方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る