千代田火災が衝突実験で保険料率を決定---恩恵はトヨタ・ユーザーだけって?

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千代田火災が衝突実験で保険料率を決定---恩恵はトヨタ・ユーザーだけって?
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トヨタ系の損保会社である千代田火災海上保険は、新型『カローラ』の車両保険料を、同じ料率のクルマと比較して10%割り引くという新サービスを始めた。これは「ドーン!とおまかせ」と名付けられた車両保険で、日本で初めて保険会社が独自の衝突実験を行い、そこから得られたデータで料率を決定するもの。

千代田火災自動車技術研究所内に設置された衝突実験施設を用いて衝突実験を行い、新旧モデル車の耐損傷性・修理性を独自の基準で測定・評価することによりモデルチェンジにおける改善度を把握し、これまで反映には一年近くの期間を要した車の耐損傷性・修理性の改善度などのデータを、モデルチェンジの直後から保険料に反映できるようにしている。適用第一号となったのは、8月下旬にフルモデチェンジしたカローラで、千代田火災では「衝突安全性が高く、修理が容易である」ことを判断基準としたという。

他のメーカーのクルマでも、この実験場にクルマを持ち込み、テストの結果が良ければ適用されるというが、トヨタ系の保険会社の実験施設(つまりは敵地の施設)に、積極的に自社のクルマを持ち込んで実験させるメーカーがあるとは考えにくいため、今後もトヨタ車のみが適用を受け、保険料が安くなるということになりそうだ。

《石田真一》

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