ダイムラー・クライスラー、フォードの失敗から学ぶ

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ダイムラー・クライスラー、フォードの失敗から学ぶ
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ダイムラー・クライスラーでは現在、自社のディーラーにすべてのタイヤの保証に関するプロセスを処理させるプログラムの導入を検討中。これはファイアストンとフォードの事件で両社の間の連絡の悪さが表面化し、お互いに相手に責任をなすりつけ合うという泥試合から教訓を得たもの。

現在のシステムでは、ユーザーがタイヤに問題を発見した場合、自動車のディーラーではなくタイヤメーカーに持ち込む場合が多い。つまり自動車メーカーとしてはタイヤに問題が出てもそのデータを把握していないケースが出てくる。

ダイムラークライスラーが目指しているのはすべてのクレームをディーラーを通すことに一本化し、タイヤの不具合などもメーカーとして管理するという方針だ。そしてデータを自動車メーカーとタイヤメーカーが共有することで将来的な問題を未然に防ぐのが目的。

現在GMはタイヤも自社の保証期間でカバーしているが、こうしたサービスを提供しているのはアメリカでもGMのみ。ダイムラークライスラーがGM並みのサービスに参入すればタイヤ問題は大きく前進しそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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