「無料プロバイダ」「無料掲示板」ともはやネット上で当たり前の無料サービスだが、ついにクルマが無料で手に入るサービスが登場した。10月から開始したフリーカー・ジャパンの「フリーカー」だ。
サービスの形態は大きくわけて2種類。広告によってラッピングされたクルマをタダで手に入れる方法と、自分がもっている既存のクルマにラッピングを施すことで、一定の収入を得る方法だ。
ユーザーは、通勤ルートや生活スタイル、趣味といった個人情報をフリーカーに提供する。いっぽう広告クライアントは、自分の商品ターゲットに近いユーザーを選び、ラッピングカーに乗ってもらう。その人自身に自社の広告シンボルになってもらおうというわけだ。
ユーザーが負担するのはガソリン代や保険代、駐車場代などで、通勤や通学に毎回決まったコースを運転することが条件になる。提供されたクルマには2年間乗り続けることが可能だ。
提供されるクルマは、ニュービートル、スマート、メルセデスベンツAクラスといった人気車種。同社代表取締役の武田健さんによれば、「乗りたくなるクルマ、広告を出したくなるクルマということでこれらの車種を選びました」とのことだ。
すでに同社のホームページで募集を開始しているが、わずか10日間で500人の登録があったという。同社のラッピング広告をつけたデモカーも都内を走っている。ユーザーへの提供は12月からになるとのことで、クルマの購入を検討している人は試しに登録してみるのもいいかもしれない。
