グッドイヤーよ、お前もか。急浮上したクレーム隠し疑惑

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グッドイヤーよ、お前もか。急浮上したクレーム隠し疑惑
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25日付けのアメリカ・ロサンゼルスタイムズ紙が「欠陥のあるグッドイヤー製タイヤを装着したライトトラックが数件の事故を起こし、少なくとも8人が死亡しているが、運輸省の道路交通安全局(NHTSA)はこの問題を取り上げようとしない」と報じたが、この報道に対してグッドイヤー側は「当社の製造するタイヤに設計面、製造面から起因する欠陥はなく、この報道は事実無根であり、誤解を招く恐れがある」と反論した。

一連のトラブルはロイター通信が報じたもので、ロサンゼルスタイムズ紙は「1995年に複数件の事故が発覚した際、グッドイヤーはそれを欠陥によるものと判断し、設計変更を行ってタイヤの構造を強化したが、設計変更前のタイヤをリコールすることはなく、市場から在庫が消えるまで放置された」と報道。

これに対してグッドイヤーは「1994年にドレッド剥離について、2件の事故報告を受けたが、その際に製造工程や材料、設計についての調査を行ったが、何らの問題も見つからなかった」と反論。その後、1996年にナイロンワイヤーを増加するモデルチェンジを行っているが、その理由は「ライトトラックなどの大型車では、タイヤに負荷が掛かり、変形の恐れがあるために構造を強化したに過ぎない」とした。

また、ロサンゼルスタイムが指摘した30件の死亡事故について、グッドイヤーは事故当時に調査をしているが、タイヤが破損した原因は「事故の衝撃によるパンクやバースト、空気圧が不足した状態での過負荷」であり、ドレッド剥離が事故以前に進行した形跡は確認できなかったとしている。

《石田真一》

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