【お待たせ! マツダ『トリビュート』】これは大衆車だ! ---フォードの実力

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【お待たせ! マツダ『トリビュート』】これは大衆車だ! ---フォードの実力
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『トリビュート』は世界各国で販売される。8月に発売されたアメリカでは、最初に1カ月間の統計がとれた9月は6000台を販売、タマ不足が問題となっているが「いい問題だ」とフィールズ社長は前向きにとらえる。

またトリビュートはフォードとマツダが企画から開発、資材調達にわたって協力し、シナジー(相乗効果)が具体的に現れた最初の例だという。乗り心地やスタイリングなどで最終的な製品のテイストは異なるものの、トリビュートにはフォード『エスケイプ』(アメリカ、日本)、『マーベリック』(ヨーロッパ)という兄弟車がある。

いずれのブランドでも右ハンドル仕様はマツダの防府工場、左ハンドル仕様はフォードのカンザス工場で生産される。防府工場は年産4万台、カンザス工場は年産25万台を予定しており、月産2万4000台となる。

「量産効果によって低価格が実現できました」とは開発を監督した井上寛トリビュート担当主査。フォードはグループ内の複数のブランド間で、部品共通化を進めながら製品の個性化を達成する研究を早くから進めており、その成果が現れた形だ。

《高木啓》

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