11月9日から行われるオフロードレース、バハカリフォルニア2000で、GMはナイトビジョンシステムを搭載したレースカーで挑む。レースカーはボルテックパワーのシボレー『トレイルブレイザー』をベースにしたもの。
ナイトビジョンは温度イメージで暗闇でも前方の障害物などを察知するシステムで湾岸戦争の際に使われた技術。全長1700マイル(2720km)余りのレースのうち、夜間の走行は600マイル(960km)程度が予想され、ナイトビジョンはGMレーシングの強い武器となりそうだ。
ナイトビジョンはすでに2000年モデルのキャデラック『ドゥヴィル』、キャデラック『LMP』ルマンレースカーなどにも使用されている。しかしオフロードレースに使われるのは今回が初めて。すでにバハ500、デザート2000などで優勝しているGMオフロードレース、このトレイルブレイザーでアメリカオフロードの完全制覇を狙う。