損害保険会社冬の陣で、懸念されるユーザーメリット

自動車 社会 社会

損害保険会社大手の安田火災と日産火災、大成火災の3社は2002年4月に経営統合する方針を固めた。3社はみずほファイナンシャルグループに属している。経営の統合で、資源を有効活用するとともに、商品開発などのコストを削減、経営効率化を図る方針だ。

損害保険会社は損害保険料率が自由化されたことから、合従連衡が急進展している。業界トップの東京海上は日動火災と経営統合を発表しており、2001年10月には三井海上と住友海上が合併する。日本火災と興亜火災も2001年4月に合併することが決まっている。これまで業界2位だった安田火災は3社統合で、国内2位を維持する。

損害保険会社は合併、経営統合が急速に進み、もともと商品力の特徴に違いが無かっただけに「どことどこがくっついたのか分からない」ほどの混線状態に。ただ、せっかく料率が自由化になって多様な保険商品、価格の競争が進み、ドライバーにメリットが生まれてくると見られていたのに、大グループ化で自由化のメリットが無くなるとの指摘もある。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 新型EVセダン『マツダ6e』、カーフェスト2025で英国一般初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る