三菱の中間決算、史上最大の大赤字が発生

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三菱の中間決算、史上最大の大赤字が発生
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三菱自動車工業は13日、2000年9月時点での中間決算を発表した。クレーム隠蔽による販売不振と、リコール費用の出費。ユーロ安による為替欠損などが影響し、最終赤字は過去最悪の756億円に達した。このままのペースだと2001年3月期の連結最終決算も史上最悪を更新する見込みで、早急な対策が望まれる。

今回の中間決算で赤字幅を引き上げる要因となったのは、やはりクレーム隠蔽工作とリコール問題による国内販売の不振だった。この部分の営業赤字が193億円に達したほか、ユーロ安による影響が大きく出た欧州地区の事業不振で133億円の赤字となっている。唯一黒字となったのは、自動車業界全体が好調なアメリカ市場で209億円を計上している。

なお、9月中間期の連結売上高は1兆5425億円となり、こちらも前年同期を1.5%下回っている。会社の再建には園部社長の腕に掛かっているといえるが、どうなるだろうか。

《石田真一》

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