アメリカの経済アナリストによると、過去数年間続いたアメリカの未曾有の自動車ブームはすでに去りつつある、という。各メーカーは大量の在庫を抱え、工場の一時閉鎖も相次いでいる。また自動車ローンの金利が下がっていることも、自動車の不振をはっきりと物語っている。しかもこれまでの自動車ブームを支えてきたSUVでの利益率が下がっていることが最大の問題だ。
ただしこうした傾向は特にアメリカのメーカーに顕著に見られ、実際にアメリカンメーカーのシェアは下がっている。これにひきかえ日本メーカーはおおむね好調で、これが今後の新たな自動車摩擦を引き起こす可能性は大きい。