ダイムラー・クライスラーの株主訴訟、連鎖反応の動き

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ダイムラー・クライスラーの株主訴訟、連鎖反応の動き
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あの、リ−・アイアコッカ氏と組んでクライスラーにTOB(支配権を強めるための公開株買い付け)をかけ、会社乗っ取りをたくらんだ投資家のカーク・カーコリアン氏が、ダイムラー・クライスラーを訴えた。訴訟はこれ1件にとどまりそうにない。

カーコリアン氏からのTOBは実質的にクライスラーにダイムラーとの合併を決断させるものだった。現在もカーコリアン氏の経営する投資会社のトラシンダ社はクライスラーの大株主でもある。ダイムラーとの合併でクライスラーの株価は上がる、と2社が主張したため合併に同意した。

その後見通しに反してクライスラー株は急落、カーコリアン氏の会社は20億ドル(2140億円)の損害をこうむった、と主張している。その他潜在的な損失が60億ドル(6420億円)として、計80億(8560億円)ドルという巨額の損害賠償請求を行っている。

別のクライスラー株主である投資会社、グリッケンハウス・アンド・カンパニーも同様の訴訟を起こすと言われており、ダイムラー・クライスラー首脳陣を相手取った株主代表訴訟に発展する可能性も大きい。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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