【スマート日本正規導入・予習編】スペックは日本の軽自動車、しかしやっぱりメルセデス!!

自動車 ニューモデル 新型車
【スマート日本正規導入・予習編】スペックは日本の軽自動車、しかしやっぱりメルセデス!!
【スマート日本正規導入・予習編】スペックは日本の軽自動車、しかしやっぱりメルセデス!! 全 2 枚 拡大写真

『スマート』は、メルセデスベンツの中で最も小さい、全長2500mm・全幅1515mm・全高1549mmの2人乗りマイクロ・コンパクトカーである。『Aクラス』と同じサンドイッチ構造のシャシーをもち、エンジンをリアの床下に配置するRR(リアエンジン・リアドライブ)レイアウトを採用している。 ホイールべースは1812mmと目一杯とられ、2.5mという小さなスペースを最大限に利用している。

フレーム構造は「トラディオン」と呼ばれる独自のもので、これは外皮を硬くして乗員をやわらかいエアバッグで守ろうという考え方から生まれたものだ。外観からも確認でき、視覚的にもその安全性を主張している。

エンジンは、599ccの3気筒ターボエンジンが2種類と、800ccの3気筒コモンレール式ターボディーゼルが用意されている。最も高性能なエンジンでも55psと、日本の軽自動車と比べるとやや非力に感じるが、最大トルクは8.0kgm@2000〜4500rpm(オーバーブースト時:8.8kgm@2500〜4000rpm)と平均的な軽自動車よりも高めで、より低回転で発生する。街乗り重視の設定なのだ。

総重量も980kgと、日本の軽に比べてやや重いが、トルクフルなエンジンがこれをカバーしている。燃費は16.2〜23.3km/リットルとこのクラスでは平均的。だが、ディーゼルエンジンを搭載する『cdi』は29.4km/リットルの燃費を誇る3リッターカーである。

ボディパネルは軽いプラスティック製のものを採用している。これは小さな傷も目立たないだけでなく、取り替えも簡単。欧州では、1時間もあればスマートセンターでほかの色のものに取り替えることができる。

1997年フランクフルトショーでデビューした生産型だったが、Aクラスと同じように転倒の恐れがあるとして、重心位置を45mm落としトレッドも広げられた。このため、日本の軽規格の枠を超えてしまっている。日本では並行輸入車業者が軽規格に改造したものを販売しているが、正規輸入でこれが採用されるかどうかは不明である。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る