【スマート日本正規導入・予習編】こんなにある未来の兄弟車計画

自動車 ニューモデル 新型車
【スマート日本正規導入・予習編】こんなにある未来の兄弟車計画
【スマート日本正規導入・予習編】こんなにある未来の兄弟車計画 全 1 枚 拡大写真

『スマート』は『シティ・クーペ』、『シティ・カブリオレ』に続く派生車のプロジェクトがある。もともと設計自由度の高いモデュラー構造が特徴のクルマだ。製品バリエイションの少ないことが販売の伸び悩みにつながったという見方もあり、スマートは今後のラインナップ拡大に積極的だ。

まず製品レインジ第2のモデルとなることが確定しているのが『ロードスター』である。1999年フランクフルト・モーターショーでプロトタイプが披露された。量産型デビューは2002年、価格はヨーロッパで170万円前後。 アメリカでの発売は2004年か5年が予想されている。年産3万台を計画。

エンジンは現行の55PSエンジンを70PSにチューンし、ミッドシップに搭載、シーケンシャル6ATを介して後輪を駆動する。0-100km/h加速が10秒以下、最高速度は280km/hといわれる。

ロードスターのソフトトップを固定式トップにしたのが『クーペ』だ。プロトタイプが秋のパリサロンで発表され、2003年の量産化が期待されている。

いっぽう現行モデルが発表された時点でロングホイールベース仕様の4シーターやカーゴがすぐに登場すると噂されていたが、これまでスマート単独による動きはなく、最近になって他メーカーとの協力によって実現しようとする話が持ち上がった。

99年頃に、4シーター用FFプラットフォームをPSAから供給してもらう話し合いがもたれたが、提携は成立しなかった。このときは2003年発表予定で3ドア、5ドア、コマーシャル・バンが検討されていたようだ。

次にダイムラー・クライスラーと三菱自動車との提携が成立すると、三菱の軽自動車が4シーターや商業車のベースとして有力になってきた。オランダのネッドカーが生産し、発売は欧州で2003年、アメリカで2004年との予測だ。三菱ブランド兄弟車の可能性もあったが、ダイムラー・クライスラーによる三菱支配が強まった今、それはないだろう。スマート・ブランドを大切にするはず。

もっと現実的なところでは、『シティ・クーペ』、『シティ・カブリオレ』の右ハンドル仕様の発売が2003年。日本へはが間もなく導入されるが、クーペカブリオレの日本導入はこのときではないか。また日本の軽自動車枠仕様も用意するとメーカーでは言っているが、時期は確定していない。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る