横浜ゴムが世界最軽量のタイヤを作るための基幹技術を開発

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横浜ゴムが世界最軽量のタイヤを作るための基幹技術を開発
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横浜ゴムは来年夏をメドに、新素材を使って大幅な軽量化を実現したタイヤを市販するという計画を明らかにした。

新開発されたタイヤは、内側にある「インナーライナー」という空気漏れ防止シートを改良している。従来はブチルゴムと呼ばれる合成ゴムを使用していたが、タイヤ総重量の10%を占めるため、これが軽量化を果たす上でのネックになっていた。

今回開発されたタイヤは、このブチルゴムの代わりとして、ゴムとプラスチックが混合された新素材を使うことで、厚さも従来の1ミリから0.1ミリに薄膜化し、大幅な軽量化を実現している。

この素材を使用してタイヤを作ると、従来品より9%重量が減り、燃費も2〜3%は向上するという。同社では「同業他社にもライセンス供与して、業界の標準品に育てていきたい」としている。

《石田真一》

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