日産は研究開発力を強化するため、2002年度に大学・大学院の新卒者を対象に360名の技術者を採用する方針を明らかにした。
同社は現在、全世界で2万人規模のリストラを進めているが、今後予定されている新型車の発売や、環境技術などに対応するため、技術系の採用を増やすことを決めた。
2002年度には春と秋の2回に分けて新卒者を受け入れ、中途採用でも商品・技術開発、生産技術などの分野を中心に400人の技術者を中途採用するという。約800人の技術系受け入れは、バブル経済が弾けた直後の1991年度に匹敵する水準となる。