パーツ共通化はトラブル増加の元---サプライヤー団体が警告

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アメリカの自動車のパーツサプライヤーを代表する組織、モーター・アンド・エキップメント・マニファクチャラーズ・アソシエーションが、最近のリコ−ル増加に対するコメントを発表した。それによると、急速に進むパーツの標準化がリコールに拍車をかけているのだ、という。

実際1990年には新車のリコールの割合は台数ベースで3%だったが、1999年には9%にも上っている。これらの原因として大きな割合を占めるのが、パ−ツ供給のグローバライゼーション、つまり多くの自動車メーカーが同一のパーツを世界中のどこでも、また違ったサイズの車にも利用するという合理化の動き、というのがその主張。

自動車メーカーにとってはパーツの標準化はコストの低減につながるが、それがリコールという形でプロダクツに跳ね返るのではかえって採算性は落ち込む。このジレンマをどう解決していくのかが21世紀の自動車作りの課題となりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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