【冬休み、これを読もう】燃料電池に詳しくなれ!! 自動車メーカー各社の取り組み

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【冬休み、これを読もう】燃料電池に詳しくなれ!! 自動車メーカー各社の取り組み
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『燃料電池革命』 駒橋徐:著 
税込み価格1680円 発行:日刊工業新聞社

「二十一世紀は分散型電源の時代」/一気にエースの座へ「固体高分子型燃料電池」/「海外企業の動向」/「自動車が動く」/「定置型で実用化」/「競う電機メーカー」/普及とコストのはざまで「リン酸型燃料電池」/「インフラ問題」/「普及への課題」/「実用化への道」……(目次より)

自動車の未来を考える時に“燃料電池”という言葉は、もはや外して考えることはできない。2003年には販売すると公言したホンダのように、もうすぐあなたが燃料電池で動くクルマに買い替えるなんていうこともありえるのだ。それにのほほんと構えているだけでなく、この新しいクルマを今後に備えて予習しておこう。

燃料電池の技術に関しては、自動車メーカー各社が総力をあげて取り組んでいる。本文によれば「ダイムラークライスラーやトヨタなどが投じている開発費は、公表してはいないがトータル1000億円程度といった膨大な額に上る」という。「世界の自動車業界が同じ時期に、このような投資を行うのはかつてなかったこと」と言うだけに、これからの燃料電池カーは相当な普及を各社が目指しているはずである。

本文では自動車メーカー各社の取り組みを取り上げる。やはりトヨタ、ホンダ、ダイムラークライスラーなどが中でも抜きん出る存在であるようだ。各メーカーがそうやって燃料電池を開発するのをしり目に、BMWは、水素を直接燃焼できるガソリンエンジンにこだわる姿勢が描かれる。もちろん燃料電池も使用するが、電装系に使用する。すでにこれらは実用化されていて、ドイツにはインフラも存在するようだ。BMWは「これこそがゼロエミッションカー」と断言しているという。今はこの二つの路線が存在するようだ。本文中にも「燃料電池車が水素自動車よりもベターとは言えない」とあるからこれからが楽しみである。

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