【新聞ウォッチ】工場閉鎖、大リストラは? 三菱自工再建の“キメ技”

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【新聞ウォッチ】工場閉鎖、大リストラは? 三菱自工再建の“キメ技”
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年1月19日付

●対日戦略でジャガー、ボルボと共同店舗新設へ、英ランドローバー会長表明 (読売・8面)

●スズキへのGM出資比率20%に、第三者割当増資を実施(読売・8面)

●投資案内、ダイハツ株の見通しと処置について
(読売・19面)

●トヨタvs神戸製鋼、21日に全国社会人ラグビー決勝戦(産経・24面)

●クルマづくり、「脱大量生産へ」IT駆使しニーズ即応(朝日・13面)

●ランドローバー、小型車で反撃「国内10年ぶり新車投入」(朝日・13面)

●米企業在庫が急増、フォード、昨年10〜12月期40%:減益(日経・9面)

●三菱自動車−ダイムラー「10分野事業協力」車台共通化や金融統合(日経・11面)

●ダイハツ「世界販売で前年比6.8%増、強気の目標」(日経・13面)

ひとくちコメント

この記事が流れる頃には無事終了していると思われるが、三菱自動車はきょう(19日)午前10時から都内で臨時株主総会を開催し、ダイムラークライスラーから派遣されたロルフ・エクロート最高執行責任者(COO)を代表権のある取締役に選出する。

「リコール隠し」が発覚するなど崩壊の危機にさらされていることから、資本提携先のダイムラーに再建協力を要請したものだが、日経報道によると、来週から両社の幹部4人ずつ出席する「アライアンス・コミッティ」を開き、協力体制について意見交換するという。

その協力関係のテーマも一覧表にして報じているが、車台の共通化や販売金融会社の統合など、即効性を求める意味では “キメ技”に欠く。今後経営立て直しを進める段階でCOOとはいえ、エクロート氏の発言力が強まる可能性は大きい。

しかも、就任後「率先垂範」で腐敗体質の改善に奔走している園部孝社長だが、年末には一時体調を崩すなど体力的にも不安材料が残る。工場閉鎖、社員の大リストラを断行する過程で主導権をどちらが握るのかが大きな決め手になることは言うまでもない。

《福田俊之》

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