『ランエボVII』のブレーキはブレンボ製のフロント17インチ4ポッド、リア16インチ2ポッドを採用(GSRに標準、RSにオプション)。さらにスポーツABSやブレーキ圧配分システム、EBDが組み合わされている。
ブレーキシステムは、GSRが上記のブレンボ製が標準であるのに対し、競技仕様のRSではフロント15インチ2ポッド、リア15インチ2ポッドが標準となる。マスターシリンダーは両車とも17/16インチで、バキュームブースターも8+9インチと、従来型より大型化されている。
さらに、路面状態や積載状態に応じて、前後輪のブレーキ圧配分を電子制御するEBDや、電子制御スポーツABSも装備される。これは、従来のABSにハンドル角センサーを追加したもので、車輪速、前後、横Gの各センサーからの情報とともに、コンピューターが適正な状態を判断し、4輪各輪を独立して制御するというシステムである。
また、フロントブレーキ冷却システムもオプション設定された。これは大型アンダーカバー一体型のエアガイドと、ブレーキに冷風を導く導風板からなり、フロントブレーキの耐フェード性を向上させるという。