ダイムラー・クライスラーは、メルセデスベンツ『Aクラス』のリコールを発表した。全世界規模で行われ、総計は5万5000台に達する。日本の輸入代理店からのリコール発表はまだ行われていない。
今回のリコール対象となるのは、2000年9月から2001年1月に生産された約5万5000台。対象のクルマでは、同車のブレーキシリンダーに使用されるゴム製品を納入している業者が、ダイムラー・クライスラー側に何の通達も行わないまま勝手に仕様変更を行い、納入していたことが発覚した。ダイムラー・クライスラー側では「仕様変更されて納入された部品を装着した状態での安全確認が行われていないため、仕様変更前の製品に戻す」としている。