日石三菱など、石油元売り各社がガソリン卸値価格を1月にさかのぼって引き下げはじめた。業界全体が卸価格を引き下げており、ガソリンの低価格競争が再燃するのは必至の情勢だ。
各社がガソリン卸価格を引き下げているのは、原油価格が低下して落ち着いているのに加え、円安も一服しているところに、エクソンモービル系の元売りが大幅に引き下げているため。各社とも1リットル当たり1円前後で卸価格を引き下げているが、さらに値下げとなる可能性が高い。このため、ガソリン小売り市場でも、約1年半ぶりにガソリン販売競争に火がつくとの予測も広がっている。