東京都は、不正軽油撲滅運動の一環として都内で走行しているディーゼル車や建設機械の燃料を抜き取って調査したところ、全体の14%で不正軽油が使用されていたことが明らかになった。
不正軽油は軽油にA重油を混ぜ合わせるもの。脱税の温床となっているのに加えて、不正軽油を使用すると黒煙排出量が普通の軽油よりも多く、大気汚染の元凶となっている。
都では、不正軽油を撲滅するため、昨年10月から抜き取り調査を行なってきた。その結果、1518台のディーゼル車のうち71台、1258台の建設機械から325台がそれぞれ不正軽油を使用していた。