再販価格とリースのコスト両方において、『Xタイプ』はマーケットの高い位置でライバルとしのぎを削ることになりそうである。ジャガーの独自性、ブランド、新しいディーラーネットワーク、これらの要素が全てひとつになって、あらゆるクルマ好きと企業の車両課マネージャーを魅了することは間違いない。
小型のジャガーに対する需要はこれからも伸びつづけるとみられ、従って再販売のバリューも高まると予想される。が、その需要が容易に満たされ、多くの台数が中古マーケットに流入したとすると再販価格は下降をたどり、相対的にリースのコストが上がる。
これを避けるためには、Xタイプの生産台数は年間10万台ほどで抑えなければならない。ジャガーにとってこの数は少なくないが、同じマーケットの他社のクルマと比べるとかなり控えめである。