【新聞ウォッチ】三菱自工「初のベアゼロ」で春闘でもマスコミの餌食

モータースポーツ/エンタメ 出版物
【新聞ウォッチ】三菱自工「初のベアゼロ」で春闘でもマスコミの餌食
【新聞ウォッチ】三菱自工「初のベアゼロ」で春闘でもマスコミの餌食 全 2 枚 拡大写真
気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年3月15日付

●春闘、三菱自動車、初のベアゼロ、日野、いすゞも定昇のみ(東京・9面) 

●春闘、トヨタ「重い百円、底打ち演出」(朝日・3面)

●春闘「ぎりぎりの判断」と奥田碩・日経連会長(産経・11面)

●日野、いすゞ「バス子会社同士合併へ」(東京・9面)

●三菱自動車・ボルボ提携解消に向け交渉へ、ダイムラー色強まり「溝」(読売・8面)

●ヤマハ発動機、社長に長谷川至専務が昇格(産経・10面)

●2001年使用「交通安全ポスターデザイン」入賞者決まる(毎日・1面)

●富士重工、連結純利益75%増、米国市場販売好調続く(日経・17面)

ひとくちコメント

14日、自動車、電機などの主要製造業の賃上げ回答が一斉に出され、春闘がヤマを越えた。賃上げ率は過去最低だった昨年をわずかに上回る見通しだが、業種、企業間で微妙に格差が広がったのが特徴だ。きょうの各紙は春闘特集の企画記事を取り上げているが、春闘でもマスコミの餌食となってしまったのが三菱自動車。

東京新聞が「三菱自、初のベアゼロ」と経済面のトップ見出しで報じているように、賃上げ交渉は回答日の深夜までもつれ込む異例の事態となったが、経営側からの回答は、前年実績を700円下回る5600円で、ベアゼロという厳しい内容。早期希望退職も実施され、「給料がもらえるだけありがたい」という社員の声もあるほどだから、妥当な回答だろう。

もっとも、トヨタ傘下の日野も3年連続ベアゼロ。いすゞも前年を下回る定昇のみで、トラック3社が足並みを揃えた格好だが、自動車業界は「勝ち組」のトヨタ(7600円)、ホンダ(7400円)などと、企業間で明確な差が出た。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る