ダイムラー・クライスラー「レモンカー」ロンダリング疑惑

自動車 社会 社会
ダイムラー・クライスラー「レモンカー」ロンダリング疑惑
ダイムラー・クライスラー「レモンカー」ロンダリング疑惑 全 1 枚 拡大写真

16日、ノースカロライナの裁判所がダイムラー・クライスラーの内部文書を公開、大きな波紋を呼んだ。クライスラーが欠陥の認められる車を買い戻し、過去の記録を隠してユーズドカーとして販売していたことを暴露する内容のものだった。このような欠陥車はアメリカで「レモンカー」と呼ばれる。文書によると、クライスラーは1993年から2000年までのあいだに5万台ものレモンカーを総額13億ドルをかけて買い戻していたことになる。

クライスラーのレモンカー疑惑は以前からささやかれていたが、今回の裁判でその実態が初めて明らかにされた。メーカーがトラブルのある車をリコールせずに買い戻し、ユーザーに告知せず再販売していた、というのは企業倫理の面から見ても重大な問題。大幅なリストラ、株主代表裁判に揺れるクライスラーに、新たなピンチを招きかねない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る