石油輸出国機構(OPEC)が4月から、1日あたり100万バレルの減産で合意したことから、ガソリン価格は早くも下げ止まる可能性が高くなっている。減産合意は今年に入って2度目で、規模も市場関係者の予想を上回るものだったことから、在庫が少ないアメリカを軸に高騰するとの見方が出ている。
ガソリン価格は今年に入って軟調だったが、原油価格が上昇すると下げ止まるのは確実だ。とくに、円安が進行していることから、逆に値上げに動くのも観測も。ただ、ガソリンスタンド同士の販売競争は依然として激しく、小売価格で値上げとなるかは不透明との見方も。