歩いていくには中途半端……。川崎市がワンコインバス

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歩いていくには中途半端……。川崎市がワンコインバス
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神奈川県川崎市では、来月2日からJR川崎駅前と川崎病院の間に100円で乗れるワンコインバスを運行することになった。

ワンコインバスはバスの低迷しがちだったバスの利用率を上げるため、福岡県の西鉄バスが福岡市内で運行開始したのを皮切りに、全国各地へと波及していった。元祖となった福岡ではワンコインバスのために、所要時間が半分以下だが料金は倍以上だった市営地下鉄の乗車率を大幅ダウンさせるほどの人気ぶり。

川崎市営バスなどでは、これまで市内を走るバスの運賃を200円の均一運賃にしてきたが、短距離での利用を促進させて増収を図るため、ワンコインバスの導入を決定。その第一弾として川崎駅近くの市立病院までの路線を選んだ。駅から病院までの距離は直線で700メートル弱だが、それゆえに「200円を払うのはもったいない」と思って、バスの利用を避けてきた乗客を囲い込むのが狙いだという。また、これまでは直通路線がなく、最寄のバス停からも徒歩5分と利便性にかけていたが、新路線は病院前まで直行するため、そういった意味でも利用しやすくになっている。

この路線は市営バスと川崎鶴見臨港バスが共同で運行し、病院が開いている平日の8時から18時の間に42往復するという。所要時間は7分。病院行きのバスということもあり、高齢者の利用に主眼を置いていることから、使用される車両も乗り降りがしやすい中型ノンステップバスとなる。

《石田真一》

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