全体相場が今年最大の下げ幅とあって、自動車株は全面安。トヨタ自動車が、前日比170円安の4420円と大幅続落。相場全体の動きに押された格好だが、この日『カローラ』と『カローラフィールダー』計561台のリコールを国土交通省に届け出たことも、追加的な売り材料となった。
日産自動車は、前日比14円安の805円と3日続落。一時800円ちょうどまで売られたが、かろうじて大台は守った。出来高は市場第3位で、依然として高水準な取引が続いている。三菱自動車工業も3日続落。前日発表した3月期の業績の下方修正が嫌気されており、終始軟調な動き。昨年11月に続く再修正だけに、市場の評価は厳しい。
ホンダも前日比160円安と続落し、日野自動車工業、マツダも反落。この日高かったのは、前日比4円高と小幅ながら4日続伸したダイハツだけだった。