経済産業省と民間が共同で新燃料「DME」商業化へ---世界初

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経済産業省と民間が共同で新燃料「DME」商業化へ---世界初
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経済産業省と伊藤忠、三菱ガス化学、出光興産などの石油メーカーは共同で天然ガスを原料とする軽油代替燃料である「ジメチルエーテル(DME)」の商業化に乗り出す方針を明らかにした。供給開始予定は2006年で、DMEの商業化に着手するのは世界でも初めてだという。

DMEは、硫黄酸化物やすすを全く発生せず、窒素酸化物の発生量も2割程度低減できるなど、環境負荷が小さく、ディーゼル自動車用燃料等の幅広い用途に使用可能な新燃料。性質がLPGの主成分であるプロパンやブタンと類似しており、貯蔵、輸送手段にLPGの技術がそのまま応用できるのも特長のひとつ。

経済産業省では1997年から炭鉱メタンガスを原料に、DMEを製造する技術プラントの研究を石油・化学メーカーと共同で行ってきたが、今後は実用化するために大量生産技術の確立を目指すことになった。

総合商社の伊藤忠商事、石油・化学製品メーカーの三菱ガス化学、出光興産、インドネシア石油、日揮などが今月中に合弁会社を設立し、オーストラリア西部に製造プラントを建設する。

《石田真一》

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