公取委の了承待ち---日野のトヨタ完全子会社化

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公取委の了承待ち---日野のトヨタ完全子会社化
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日野自動車は23日、トヨタを引受先とする第三者割当増資を実施する方針を固め、これを明らかにした。同社は新株を約1万2000株発行、それをトヨタが全て引き受けることで600〜700億円の利益を得ることになるという。

日野自動車は連結ベースで約5000億円にのぼる有利子負債を抱えているが、今回の割当増資と、保有するトヨタ株の売却で得ることになる資金でこれを一部返済。さらに環境規制強化に対応するための新エンジン開発費などに一部を充てる方針。

トヨタは今回の割当増資による新株の全引取により、日野への出資比率が50%を越し、同社を完全子会社化すると見られている。ただし小型トラック分野などで独占禁止法に抵触する恐れがあるため、現在は公正取引委員会(公取委)の判断を待っている状態で、了解が得られ次第、日野は増資を行うようだ。

《石田真一》

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