DVDカーナビ「DVZ-2201」は、ドライブ時にはDVDレシーバの「バーチャル2ゾーン」機能を利用して、前部コンソールのDVDレシーバのモニタを地図表示に使う仕組みだ。もちろんカーナビの操作についても、タッチパネル・コントロール機能を使って指先でタッチ操作することができる。
測位はGPS+D-GPS+ジャイロセンサ+車速パルスによる4モードハイブリッド測位で、専用のナビソフトを使用する方式だ。機能的には、超高速5ルート同時検索、全国一般道レーン案内、3D交差点拡大図、ボイスガイドなど、最新DVDカーナビとしての機能は抜かりなく備えられている。またボイスコントロールやVICSへの対応をはじめ、今春から一部供用が開始された高速道路の新料金支払システムETCにも対応可能となっている。
このように、前後席で異なる使い方ができるDVDレシーバとDVDカーナビを組み合わせることで、ドライバーはカーナビの情報によってゆとりをもって運転に専念し、後席ではDVDビデオやTVなどを楽しみながらのドライブ環境が実現する。そしてまた、本格的なサラウンド再生も可能な拡張性を備えたDVDレシーバを核にシステムを組めば、より快適に心地よく過ごせる車内になる。
ちなみに 今回紹介したデモカーには、70万円を超えるフル・システムが装備されているが、ケンウッドの提案するシステム・プランが用意されているので、予算や好みに応じて自分なりのシステムを作る参考にするとよいだろう。