7日の朝、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾横断道路（通称：東京湾アクアライン）下り線の川崎側トンネル内で、走行中の軽ワゴン車が突然炎上するという事故が発生した。アクアラインのトンネル部で火災事故が発生したのは、1997年の開通以来初めて。
事故が起きたのは午前9時ごろで、場所は川崎浮島ジャンクションから木更津側に2.3km進んだ下り線のトンネル内。走行中の軽ワゴン車の後部荷室付近から突然火の手が上がった。通報を受けた川崎臨港消防署などは消防車9台を緊急出動させ、事故発生から約25分後に鎮火した。クルマに乗っていた男性3人にケガはなかったが、発火した原因はまだわかっていない。
アクアラインのトンネル内で火災を伴う事故が発生するのは、1997年の開通以来初めての出来事だが、それだけに事後処理には手間取り、スプリンクラーから放出された消化剤が除去され、下り線が全面開通したのは事故発生から3時間後の正午すぎだったという。
