F1復帰組のBMWやホンダが好成績を収めるなか、いまだ下位で低迷中のジャガー。現状を打破すべく今年2月にCEOに就任した往年の名チャンピオン、ニキ・ラウダがジャガーの今後の展望について語り、2年後の2003年には勝てるチームを作り上げると宣言した。
フロントの無能を指摘する声が多かったジャガーに変革をもたらすため、ラウダは従来とは違う開発プロジェクトを計画中だという。「現在の急務はエアロダイナミクスの大幅改善。ボビー(レイホール)がそれに全力をつくしてくれている。うまくいけば近い将来ポイントを獲得することもできるはずだ」と、ラウダ。
3度のワールドタイトル獲得、自らの航空会社経営、フェラーリのアドバイザーと多くの経験を持つラウダの手腕に期待がかかっている。