マツダは10日、グループ80社との間の情報通信ネットワーク業務をNTT西日本にアウトソーシングすると発表した。グループ全体で年間2億8千万円の通信費・固定費を削減する。
自動車メーカーの情報ネットワークはサプライヤーなどとの緊密で迅速な情報のやり取りを行う必要性から、これまで独自に構築してきたケースが多いという。しかし、インターネットの普及に伴い情報通信会社のインフラ整備が進んできたため通信会社に任せたほうがコスト安になってきた。
日産自動車も「NRP(日産リバイバルプラン)」のもとコスト削減を徹底するなかで昨年、ネットワーク管理業務を日本テレコムに委託しグループ全体の通信費を30%削減した。マツダも今回の外部委託で人件費や通信費を現在より1〜2割削減できるという。