“うそ”の可能性60%、ヘッドレストを気にしてる?

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イギリスの保険業界によると、事故によるむち打ち症を病院で訴える患者のうち少なくとも60%は、“うそつき”である可能性が高いとのこと。1999年1年間で総額600万ポンド(約10億4000万円)もが、本物とニセモノ両方のむち打ち症患者に支払われている。

イギリスのモーター関連団体の話によると、本物の患者のうち多くのケースは、けがを未然に防ぐことができるのだという。つい最近、RAC(RoyalAutomobile Club:日本のJAFに相当)は通りを行く500台のクルマを対象に調査を行った。その結果、55%のドライバーがヘッドレストをうまくセットしておらず、事故のときにクッションとして頭を守れない状態だったらしい。

このヘッドレストの使用法は、近々注目を集めることになりそうである。というのも、イギリスを代表するトランスポートリサーチセンターの科学者らが、クラッシュテストによりむち打ち症を起こす確立を調査するからだ。この画期的なテストはユーロNCAPのクラッシュテストに組み込まれる可能性が高い。

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