新型車攻勢のトヨタ「国内販売計画を下方修正」の謎

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新型車攻勢のトヨタ「国内販売計画を下方修正」の謎
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トヨタは今年10車種以上ものニューモデルを投入するが、それでも計画を下回る可能性が強い。これは販売政策で利益重視のワンプライス販売を強行しているため。ライバルのホンダが逆に上方修正する方向にあり、明暗を分けそうな雲行きになっている。

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トヨタの1〜4月の新車登録累計は62万6571台。前年同期に比べて0.9%増の強含み横ばいにとどまっている。登録車全市場は2%増のため、実質的にはシェアダウンとなっている。年間計画は188万台程度で前年比6.1%増となっているため、今後相当頑張らないと達成は難しい状況にある。しかしながら同社のニューカー攻勢は凄じいばかりである。

昨年8月以降から4月までの投入推移を見ると8月の『カローラ』と『セルシオ』のフルモデルチェンジに始まり、10月には『マークII』のフルモデルチェンジ、さらに新型SUVの『クルーガーV』を発売、今年に入ってからは1月に新型コンパクトHBの『カローラ・ランクス/アレックス』を発売、4月は『ソアラ』のフルモデルチェンジと新個性派モデルの『Will VS』を発売、といったように9カ月の間に7車種ものニューカーを投入している。

各新型車はいずれも当初策定した月販目標をはるかに上回る販売推移となっているが、従来モデルが大幅なマイナスで足を引っ張っているため、トータルでは販売が伸び悩んでいる。

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