【新聞ウォッチ】ゴーン日産社長、「業界低迷はリーダーに責任」と怪気炎

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【新聞ウォッチ】ゴーン日産社長、「業界低迷はリーダーに責任」と怪気炎
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年5月21日付

●小泉改革一気が信条 公用車の低公害化「7年じゃダメ、3年だ」自民・業界、抜け道で抵抗(朝日・1面、関連記事3面)

●T型フォード復活へ、100周年記念で6台を再現(毎日・9面)

●特集・交通事故問題 広がる新たな試み(毎日・12面)

●ゴーン・日産社長に聞く「企業の業績低迷リーダーに責任」(産経・4面)

●日産、国内最大規模の個人向け社債700億円、今週中にも発行(産経・4面)

●寸言、「まだ、緊急救命室から回復室に移ったに過ぎない」(日経・7面)

●スタンレー、ハンガリーに自動車用ランプの新工場建設へ(日経・13面)

●トヨタ、ドコモ、ソニーの3社「欧州でも“勝ち組”めざす」(日経17面)

ひとくちコメント

先週発表した日産自動車の2001年3月期決算は、連結で当期利益が3311億円を計上、過去最悪の赤字だった前期から一転して過去最高利益を記録したが、その旗振り役であるゴーン社長の怪気炎ぶりを先週末から各紙が報じている。

19日付東京の朝刊「こちら特報部」では公約通り“V字型”の業績回復を果たした経営手腕を、経営評論家のコメントなどを中心に分析しているほか、19日付の朝日夕刊「ウィークエンド経済」でも社長の一日を密着取材している。

きょうの産経は直撃インタビューでゴーン流企業改革の真髄を披露。この中で「現在、日本で経営不振に陥っている企業はリーダーに責任がある」と痛烈に批判。自信満々なのは相も変わらずだが、一方で系列を絶たれた某部品メーカーの首脳らは「社用車をトヨタに変えた」と冷ややかな見方もある。

マスコミを巧みに操るワイドショー的な戦略で、どこまで顧客ユーザーのハートを捕らえることができるのか。今から一年後の決算が楽しみである。

《福田俊之》

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