【新聞ウォッチ】狙われたスズキ、ブラジル法人社長誘拐の目的は?

モータースポーツ/エンタメ 出版物
【新聞ウォッチ】狙われたスズキ、ブラジル法人社長誘拐の目的は?
【新聞ウォッチ】狙われたスズキ、ブラジル法人社長誘拐の目的は? 全 3 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年6月1日付

●スズキ、ブラジル現地法人の日本人社長誘拐される、翌日無事に解放 (毎日・1面)

●自動車NOx法案“骨抜き”覚書、国土交通省要求に環境省応じる(読売・39面)

●公用車の「低公害車」切り替え、定義あいまい、メーカー困惑(産経・7面)

●運転席の窓ガラスに着色フィルムなど、不正改造に国土交通省注意呼びかけ(産経・29面)

●ホンダ、ブレーキ故障で白バイをリコール(朝日・37面)

●塩川財務相、道路財源見直しで自動車重量税を都市開発に転用の意向(東京・7面)

●マツダもディーゼルエンジン車投入、欧州向け来年メド(日経・1面)

●ホンダ、国内で新車攻勢、年末まで3車種投入(日経・13面)

●独BMW、水素エンジン車を日本で初公開(日経・13面)

●新規公開企業の横顔、カーワックスのソフト99コーポレーションが6月12日東証2部上場(日経・18面)

●オートバックスセブン、事業多角化で本物のレースクイーンを起用のレストランを六本木で展開(日経・35面)

ひとくちコメント

外務省邦人保護課によると、スズキのブラジル法人の石井清繁社長がサンパウロ郊外のバルエリで、5月27日にゴルフから帰る途中、何者かに誘拐されたが、翌日無事解放されたという。きょうの各紙が報じているが、誘拐事件だけに記事は派手な扱いである。

毎日が一面3段、読売、産経が社会面4段のほか、朝日は第2社会面の3段で取り上げているが、各紙ともわずか10行足らずの短い記事。産経によると、スズキ側は「一切ノーコメント」としており、朝刊では誘拐の目的や無事に解放されるまでの経緯、身代金が支払われたかどうかなど詳細は不明。

その後、地元警察当局の調べでは、身代金3万ドル(約360万円)を支払ったことが明らかになったものの、ブラジルではトヨタ、ホンダなど日本車メーカーも現地生産を行なっているが、何故スズキの社長が誘拐されたのか。邦人社長との個人的な事情なのか、あるいは日本企業がターゲットなのか、多くの謎の解明が待たれる。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る