【新聞ウォッチ】燃料電池車は「勝ち組」便乗、日産・ルノーもガソリン式

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年6月4日付

●燃料電池車、日産・ルノーもガソリン方式、トヨタ・GMと同じ「世界標準」にらむ(読売・1面) 

●自動車車庫証明で料金上乗せ、警察が調査委託の協会、青森など7県で年10億円を違法徴収(毎日・1面、関連記事30、31面)

●横転事故多発のフォード車に交換か返金を要求、米被害者弁護団提訴(毎日・3面)

●今年のトップ交代、富士重工、25人抜きなど大胆さも(毎日・11面)

●グローバル経営、巨大M&Aを検証 ダイムラークライスラー、配慮欠き社内摩擦(日経・17面)

ひとくちコメント

日産自動車と資本提携先のルノーが、究極のクリーンカーとして注目される「燃料電池車」のエネルギー源にガソリン方式を採用、その開発を最優先する方針を固めた、ときょうの読売が一面トップで報じている。

企業ニュースに強い日経ならばともかく、読売が一面トップ扱いとは驚いたが、そう言えば、今年元旦の読売の一面トップもガソリン式の燃料電池車のスクープ記事で、トヨタ、GM、エクソン・モービルの3社が共同開発するというものだった。燃料電池車のエネルギー源としては、ガソリンのほか、ダイムラークライスラーなどが重視するメタノールから水素を取り出す方式などが考えられているが世界の統一規格は定まっていない。

今回、日産・ルノー連合が最優先することで、ガソリン方式が優位に立つとみられるが、開発コストや燃料の供給体制など検討課題も多く、現状では最終判断を決めかねているホンダのほうが賢い選択かもわからない。(福田俊之)

《福田俊之》

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