燃料電池EVに強い味方---水素タンクに新技術

エコカー 燃費
燃料電池EVに強い味方---水素タンクに新技術
燃料電池EVに強い味方---水素タンクに新技術 全 1 枚 拡大写真

ゼネラルモーターズ(GM)は、米国の水素貯蔵技術のトップ企業であるクアンタム・テクノロジー社と戦略的提携を締結したと発表した。今回の提携では、燃料電池の最大の課題の1つである水素の貯蔵、応用、電子制御技術の開発で、GMの燃料電池車の航続距離の伸長に活用する方針だ。

燃料電池車は圧縮水素高圧状態で効率的に貯蔵するのが大きな課題。クアンタム社は、圧力1平方インチ当たり5000ポンドのタンクの重量に対して、11.3%の水素に相当する質量性能を実現している。さらに、効率的な水素貯蔵を開発して燃料電池の航続距離を伸ばす方針。

炭素繊維製の容器の内側をポリマー製ライナーで、外側をファイバー/レジン・シェルで覆った3層の「トリシールド」容器は、従来の技術によるタンクのおよそ2倍の水素を充填できる。ちなみにホンダ『シビックGX』の圧縮天然ガスボンベ圧力は200kg/平方センチメートルである。

GMでは、現在のガソリン車と同じか、それ以上の航続距離を達成する可能性を持つ燃料電池車を導入するとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る