【新聞ウォッチ】三菱自工、エクロート氏の社長昇格も秒読みへ

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【新聞ウォッチ】三菱自工、エクロート氏の社長昇格も秒読みへ
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年6月14日付

●GM、コスト削減目指しブラジルで新しい生産方式の工場に挑戦(朝日・11面)

●ホンダ、ブラジル工場で「リッターカー」の生産を計画(朝日・11面)

●GM、燃料電池車開発を加速(朝日・11面)

●三菱自動車、ダイムラーから部長級以上の13人を受け入れて体制強化(読売・8面)

●スズキ・鈴木修会長に聞く「未だ8割方は私の仕事」(毎日・10面)

●トヨタ、世界規模の高速通信網構築へ(毎日・10面)

●上場企業の前期の特損計上、16兆円、三菱自動車3位、トヨタ5位、マツダ9位(日経・1面)

●ルノー、日産とインドネシアの販売を再開へ(日経・13面)

●ダイムラークライスラー社製の普通貨物トラックに欠陥、リコール届け出(毎日・29面)

ひとくちコメント

経営再建中の三菱自動車工業は、定時株主総会後の26日付で資本提携先のダイムラークライスラーから新たに執行役員一人を含む部長級以上の13人を受け入れて、23人体制にするなど、大胆な組織改革に乗り出す。きょうの読売、日経が報じている。

今回の人事異動で注目したいのは、執行役員の総数が現在の38人から30人に減るが、ダイムラー出身者が3人から7人に倍増するほか、購買、デザイン、マーケッティングなどの部門長もダイムラー出身者が担当、経営支配力を強めること。

「リコール(回収・無償修理)隠し事件」が発覚してから間もなく一年が経過するが、販売不振による業績低迷に歯止めがかからないのに加え、今年度からスタートした経営再建計画も旧経営陣らの抵抗などで、必ずしもスムーズに運ばれていない。このため、ダイムラー側が直接現場での監視体制を強化するなど、経営の実権を完全に掌握することになったもので、今年1月に再建協力のためドイツ本社から派遣されたロルフ・エクロート副社長兼最高執行責任者(COO)の“社長昇格”も秒読み段階に入ったものとみられる。

《福田俊之》

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