【三菱『パジェロ』に黄信号】「SUVは倒れやすい」と認識すべきなのか

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【三菱『パジェロ』に黄信号】「SUVは倒れやすい」と認識すべきなのか
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「NHTSA(道路交通安全局)は昨年から横転テストを実施しているが、2001年型の三菱『モンテロ』(日本名『パジェロ』)は、含まれていないから危険性が露呈していない」と、横転テストを実施した『コンシューマー・リポート』は指摘している。

ところが三菱側は「NHTSAのロールオーバーレイティングはテストの実施方法が不適切で、信頼に値しない。重心の低い乗用車ならともかく、重心の高いSUVには不利である」として、異議を唱えている。「重心の高いSUVはちょっとしたバランスで倒れやすく、乗用車と一緒の基準では正当評価ならず、SUVを基準とした独自テストを行わないかぎり、安全格付けには納得できない」として、テスト方法に難色を示したという経緯がある。

これは今、ファイアストン問題で渦中にいるフォードも同じ。『エクスプローラー』が横転しやすいと言われたとき、やはり同様の主張でテスト方法に難色を示し、「劣悪」というテスト結果を否定した過去も。

テスト問題に難点があるのはそれを実施しているNHTSAも深く認識しているようで、2002年11月を目標にSUV向けの新しいロールオーバーレイティングを実施すべく準備を進めているという。

《石田真一》

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