ホンダの新型車『フィット』には、全くの新色を含むボディ色が10色もラインナップされている。カラー&テキスタイルを担当した本田技術研究所・和光研究所の渡部修デザイナーは「色ごとに変わるイメージを楽しんで欲しい」とのこと。
「フィットでは明るいパステル系の色を中心にしました。またカタチを際立たせるためにシルバー系の色を多く使っています」とねらいを語る。
フィット用に新しく作られたボディ色はイメージカラーである「アイスブルー・メタリック」と「アイリスレッド・パール」、そしてソリッドの「オーキッドイエロー」である。「オーキッドイエロー」はヨーロッパ・スタジオからの提案だそうだ。
新しいカタチとレトロトレンドな色の組み合わせは斬新な印象である。パール系のホワイトである「ブリリアントホワイト・パール」はヨーロッパ市場では人工的で冷たいという評価のために、ソリッドなブルーに置き換えられるという。
また内装についてもパイル地の風合いを好む日本に対して、ジャカード織りなど伝統的な織物の文化を持つヨーロッパ向けには専用のファブリックが用意されるという。