【新聞ウォッチ】三菱リコール隠し発覚1年、険しい再建の道のり

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【新聞ウォッチ】三菱リコール隠し発覚1年、険しい再建の道のり
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年7月18日付

●公益法人改革、資格事務は原則廃止(読売・1面)

●いすゞ、希望退職740人が応募(読売・8面)

●トヨタ、メキシコ向け輸出再開へ(読売・8面)

●「環境会計」導入進む/トヨタ、対策費減でも前年並み効果(読売・9面)

●三菱自動車、リコール隠し発覚1年「ブランドに傷、立て直し懸命」(朝日・11面)

●参院選、候補者アンケート「交通渋滞」新しい道路より、車両規制を…(朝日・31面)

●警視庁、ナンバー隠しに罰則「カバー装着を対象」(東京・1面)

●タクシー運転手アンケート調査結果、「廃業」で自営から転職組が急増(東京・9面)

●GM、4-6月純利益65%減、値引き販売響く(日経・9面)

●住友ゴム、オーツを実質統合、タイヤの収益立て直し図る(日経・11面)

●米コビシントが日本に拠点、自動車部品ネット仲介で伊藤忠商事と事業展開(日経・11面)

●ホンダ、シンガポールで交通新システムの運用開始(日経・11面)

●トヨタ「エスティマ・ハイブリッド」の受注快走(日経・13面)

●富士重工、GM販売網でスバル車販売(日経・13面)

ひとくちコメント

屋台骨を震撼させた三菱自動車のリコール隠し事件が発覚してから、ちょうど1年になる。マスコミ各紙は、事件後1年を検証する特集記事を予定しているようだが、その第一弾として、きょうの朝日が経済面で大きく報じている。思えば、「リコール隠し」の第一報は、昨年7月18日付の読売夕刊。

内部告発による“スクープ報道”から端を発し、その後、隠ぺい工作の病巣でもあった腐敗した経営体質の実態が段階的に明らかになり始めた。この間、経営陣はダイムラー・クライスラーの支援を受けながら入れ替わり、新たな品質管理しステムを盛り込んだ経営再建も打ち出された。

待望の新型車で国内販売の立て直しに懸命だが、先月発売の『エアトレック』の受注も伸び悩んでいる。「傷ついたブランドの信頼回復は容易ではない」と朝日の記事でも指摘しているように、会社が存続していることだけでもラッキーと思わなければならない。「喉元過ぎれば…」ではなく、経営陣以下、全社員が改めて危機感を認識することが大切である。

《福田俊之》

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